子どもの顎や顔の骨格を
整え、
健康な体と美しい
歯並びを作ります。

顎顔面矯正治療

顎顔面矯正治療イメージ画像

本来あるべき成長を導きます

顎顔面矯正は歯並びや噛み合わせの悪さ(不正咬合)を矯正する比較的まだ新しい治療法です。主に幼児期、小児期に行うもので、見た目の歯並びを良くするというより、乳歯の頃からきれいに歯が生えるように、あごの骨や顔の骨格を正しいかたちに導く治療です。
うえたに歯科では顎顔面矯正治療による、歯並びを骨格から治すことを推進しています。しかしあごの矯正治療の効果が期待できるタイミングは、発育途中の非常に限られた時期しかありません。顎骨そのものの発育の遅れを取り戻し、本来の正常な機能、発育を促すには、いかに適切な時期にアプローチするかが非常に重要となりますので、ぜひお早めにご相談ください。

  • 対象年齢 5歳~12歳
  • 治療期間:2年~3年

顎骨の未発達もたらす
症状

  1. 歯並びの乱れイメージ画像

    01

    歯並びの乱れ

    顎骨の未発達が歯並びの悪さの根本的な原因である場合があります。子どもの頃の顎の大きさが、小さい乳歯が並ぶのにちょうど良くても、骨格がそのまま永久歯が生えてきた際に、正しく並ぶスペースがありません。そこに大きな永久歯が生えてくることで、歯並びの乱れを引き起こします。

  2. 口呼吸から起こる弊害イメージ画像

    02

    鼻づまりによる弊害

    鼻づまりを起こすお子様は、顎骨に問題がある場合があります。上顎の発育が遅れていると骨格のバランスが崩れることで、鼻腔が狭くなってしまいます。そのことで呼吸しづらくなり、鼻づまりの症状を引き起こす原因になっている可能性があります。

  3. ぜんそく/ひきつけイメージ画像

    03

    口呼吸による弊害

    顎が小さいと鼻腔も狭くなると鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸が増えます。口から取り入れられる空気は、そのまま喉を直撃して、リンパ組織に損傷を与えます。それにより免疫を低下させ、喘息、鼻炎、アトピーなどのアレルギーの症状を引き起こすことが確認されています。

顎顔面矯正で主に
使用する装置

  • 急速拡大装置イメージ画像

    急速拡大装置

    上顎の骨には「正中口蓋縫合」という繋ぎ目が存在しており、そこで左右ふたつの骨に分かれています。急速拡大装置を上あごに固定し、装置の中央部に組み込まれているネジを回すことによって繋ぎ目を広げ、徐々に上顎の骨全体の形を整えていきます。その結果、顎骨が正しいかたちに成長していくよう促され、永久歯も正しい歯並びで生えるように誘導することができます。

  • リンガルアーチイメージ画像

    リンガルアーチ

    急速拡大装置で上顎の拡大がすすむと、下顎の歯も調整する必要が出てきます。その際にはリンガルアーチという装置を主に使用します。下顎の骨は上顎とは異なり、ひとつの骨で構成されているので、同じように拡大させることができません。内側に傾いている歯を起こすようにして歯列部分だけを拡げます。この装置も固定式で、歯の裏側に装着しますので、ほとんど目立ちません。

  • アクチバトール(FKO)イメージ画像

    アクチバトール(FKO)

    上顎の拡大と下顎の歯の調整が進むと、機能的矯正装置であるアクチバトール(FKO)という装置を用います。アクチバトール(FKO)は取り外し式の装置であり、下顎を適切な位置へ誘導します。 顎の位置、形態が改善し、舌、口唇の位置、使い方が改善すれば、自然に歯の位置が変わって歯がきれいに並ぶようになります。

顎顔面矯正治療の流れ

  1. カウンセリング・検査
    STEP 01

    カウンセリング・検査

    気になることや治療希望をきちんとお聞きして、口の状態を診査します。
    顔と口の写真撮影、レントゲン撮影、歯の型採り、そして顎関節の検査も行います。

  2. 治療計画の説明
    STEP 02

    治療計画の説明

    検査で得られた結果をもとに最適な治療計画を行います。
    治療内容を写真や模型を使ってわかりやすく、詳細にご説明します。

  3. 治療開始
    STEP 03

    治療開始

    計画に沿って、必要な矯正装置を装着し治療を開始します。
    1~3ヶ月に1回程度、装置の調整と治療経過の確認のために通院していただく必要があります。

  4. メンテナンス
    STEP 04

    メンテナンス

    歯の位置が後戻りするのを防ぐため保定期間も重要な治療期間です。
    治療後の歯並びについても、永久歯への歯が生え変わるまでの経過をしっかり観察します。