2022.08.01

歯列矯正での抜歯

皆さんこんばんは😃

歯列矯正を考える上で気になっている方が多い『歯を抜く必要はあるのか』ということ。
歯列矯正=歯を抜くとイメージされている方も非常に多くいらっしゃいます。

 

 

歯列矯正では、抜歯の必要がない場合は歯は抜きません。
しかし、抜歯をした方が歯列矯正の仕上がりがよくなる場合は抜歯が必要となります。

ここでは、矯正時に抜歯が必要なケースについてご説明いたします。

矯正で抜歯が必要になる理由3つ

歯の矯正をするときに「できれば抜歯をしたくない」と考える方は少なくありません。歯並びを整える矯正のために歯を抜く必要があるのかと疑問に思うこともあるでしょう。
抜歯をする理由には、大きく以下の3点が考えられます。

1. あごの広さと歯の大きさのバランスが悪い

あごに十分な広さがない方の場合、口腔内に歯が並ぶスペースが確保できません。そのため歯は正常に整列できなくなり、前後にガタガタと生えてしまうのです。
あごの広さと歯の本数のバランスが取れる状態であれば、歯の表面を削るなどの方法でスペースを作り、矯正によって歯並びを整えていくことができます。しかし、十分にスペースがないときに無理に矯正をすると、噛み合わせに支障が出たり歯茎が下がってしまったりといったトラブルが起こります。
そのため、歯を整列させるのが難しいと判断された場合には、抜歯をせざるを得なくなります。

2. 親知らずが歯並びに悪影響を及ぼしている

親知らずが横向きや斜めの向きに生えている場合、別の歯に力がかかったり歯茎を圧迫したりすることがあります。この状態で歯列矯正をしようとしても、なかなか歯並びは改善しないのです。
最悪の場合、親知らずの影響でかえって歯並びが悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

3. 上下のあごにズレが生じている

上あごと下あごの噛み合わせに大きなズレが生じており、歯並びに影響が及んでいるケースもあります。
この場合には、抜歯をして歯列矯正を行い、上下のあごのズレを正していくことができます。

以上が矯正時に抜歯が必要な主な3つのケースです。
矯正で抜歯が必要になるかどうかは自分で判断せず、まずは歯科医院で歯並びの相談をしましょう。