2023.10.01

インビザラインの治療のための精密検査

こんにちは!うえたに歯科です。

 

今回は、インビザラインの治療前に行う精密検査についてお話ししていきます。

インビザラインの治療を開始する前には、様々な検査を行います。検査ではどのようなことを調べるのでしょうか。

 

口腔内診査

まずは、お口の中全体の状態を診ます。現在の歯並びだけでなく、むし歯や歯周病がないかどうかもチェックします。もし検査でむし歯や歯周病が見つかった場合は、インビザラインの治療を始める前にそちらの治療を優先して行います。

 

パノラマレントゲン

歯科治療で必ず撮るといっても過言ではないレントゲンが、「パノラマレントゲン」です。パノラマレントゲンでは、目の下(眼窩)から下顎(下顎オトガイ部)までの広い範囲を一度に撮影します。歯の状態はもちろんのこと、これまでの治療歴、親知らずの有無や状態、顎の骨や顎関節の状態も読み取ることができます。

 

歯科用CT

当院で導入しているレントゲン機器は、歯科用CTとしての機能も兼ね備えています。歯科用CTとは、断面をスライス撮影するもので、撮影したデータをコンピューター上で3次元的に映し出すことができます。2次元のパノラマレントゲンではわからない歯根の長さや位置、顎の骨の厚みなどを確認し、矯正治療で歯を動かすにあたり長期間安定した歯並びを実現できるような治療計画を立てていきます。

 

セファロ

頭部X線規格写真とよばれる横顔のレントゲン写真を、セファロ(セファログラム)といいます。横顔のレントゲンから顔の形態的な特徴や上下の歯の位置、骨の長さなどを分析して、どのような治療のゴールを設定するかということに用います。

 

口腔内写真・顔貌写真

矯正治療を開始する前のお口の中の状態や顔貌を撮影します。矯正治療を進めていく中でどの程度変化があったかということが一目で確認できるため、これらの写真は治療開始後も撮影することがあります。

 

まとめ

矯正治療を成功に導くためには、様々な検査からできるだけ精確な分析を行い、治療計画を立てることが大切です。当院では丁寧に治療説明・カウンセリングを行い、患者様にご納得いただいたうえで治療を選択していただくことを大切にしています。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。