2024.03.01

子どもの「RAMPA矯正」とは?

こんにちは!うえたに歯科です。

 

今回は、お子さまの歯列矯正方法の一つである「RAMPA矯正」についてお話ししていきます。成長途中にある子どものうちに歯列矯正をすることは、顎の骨や歯列を正常に発育させると同時に、お子さまの長期的な健康生活の実現に繋がります。矯正治療の方法にはいくつか選択肢がありますが、その中でもRAMPA矯正とはどのような治療方法なのでしょうか。

 

RAMPA矯正とは

RAMPA矯正とは、これまでは外科処置が必須とされていた顎の骨の前方拡大を特殊な装置で実現できる矯正治療方法です。上顎の骨を正常に成長させて骨格を改善することで、自然に歯が綺麗に並ぶスペースをつくりだします。また、歯並びを整えるだけでなく、呼吸や姿勢の改善にも繋がることが大きな特徴です。日本でこの治療方法が行える歯科医院は200医院未満とも言われており、淡路島では当院だけとなっています。

 

呼吸や姿勢を改善することのメリット

日頃から口呼吸をしている、姿勢が悪いなどの症状がある場合は、呼吸障害や重度の出っ歯、受け口さらには顎の骨のずれなどが疑われます。RAMPA矯正で骨格そのものを改善し正しい呼吸と姿勢を手に入れると、口呼吸を鼻呼吸に変えられるほか、いびきやアレルギー、集中力の低下を改善できます。

 

対象年齢と治療期間

RAMPA矯正の対象年齢は、5歳~10歳です。治療期間は約3年と長くかかり、かつ1日の中でも長時間の装置の着用が求められます。装置として用いるヘッドギアはお子さま一人ひとりにあわせてフルオーダーメイドで作られますが、形状がやや複雑なので慣れるまではお子さま一人での着脱は難しいかもしれません。お子さまご自身も、「自分の健康を守るために必要な治療である」ことをよくご理解いただいたうえで、モチベーションを保ちながら治療を進めていきましょう。

 

まとめ

今回は、お子さまの歯列矯正方法の一つである「RAMPA矯正」についてご紹介しました。RAMPA矯正は数ある矯正治療方法のうちの一つではありますが、その方法が適しているかどうかはお口の中の状況などにより異なります。当院では様々な症例にも適応が可能なので、ご興味のある方はまずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。